【佐賀市】外壁塗装を依頼する前に知りたい塗料の種類について

外壁塗装に用いる塗料の基礎知識

実は、塗料は構成内容によって多様化しているのです。塗料の主成分は樹脂で、耐久性に関係します。その他に、色をつける顔料が含まれており、防カビや防腐、凍結防止といった機能を塗料に加えるために含まれるのが添加剤です。そして、それらを溶かすために溶剤が含まれています。

塗料の種類によって、扱いやすさやニオイ、色や光沢、どの建材に塗れるかが異なります。それぞれの特徴を理解して、建物に合った塗料を選ぶことが、外壁を美しく長持ちさせるために大切なポイントとなります。

外壁塗装に使う塗料の種類と特徴

主な外壁塗料の種類は六つです。こちらでは、それぞれの塗料の特徴や費用相場をご紹介いたします。

・アクリル塗料（費用相場は1平方メートルあたり約1,000～1,800円）

耐用年数は3～8年程度となっており、アクリル樹脂を主成分とする塗料です。カラーバリエーションが豊富で、発色がよく光沢もあって美しく仕上げられます。耐用年数が比較的短いため、メンテナンスの回数が多くなってしまう点がデメリットといえます。

・ウレタン塗料（費用相場は1平方メートルあたり約1,700～2,500円）

耐用年数は5～10年程度となっており、ウレタン樹脂を主成分とする塗料です。柔らかくて密着しやすく、外壁が込み入った形になっていても対応できます。鉄やアルミ、コンクリートだけでなく木材など様々な建材との相性がよく、光沢感のある仕上がりが特徴です。

・シリコン塗料（費用相場は1平方メートルあたり約2,300～3,500円）

耐用年数は7～15年程度となっており、シリコン樹脂を主成分としています。総合的にコストパフォーマンスがよく、性能・耐久性も優れています。吸湿性があって結露の発生を抑えられる点からも人気を集めています。

・フッ素塗料（費用相場は1平方メートルあたり約3,500～5,800円）

耐用年数が約12～20年と非常に長く、フッ素樹脂を主成分とする塗料です。一般的には、住宅の屋根に使われることが多く、雪が滑り落ちやすいために積雪地帯で好まれています。酸性雨や紫外線などにも強く、汚れも雨で流れ落ちやすいため、メンテナンスの回数を抑えられます。

・無機塗料（費用相場は1平方メートルあたり約3,500～5,500円）

耐用年数は10～25年程度で、石やガラス、アルミニウムなどの無機物を配合した塗料です。無機物には炭素が含まれず、紫外線に強く劣化しにくいという特徴があります。

外壁塗装用の塗料の選び方

ご紹介したように、外壁用塗料には多くの種類があり、使用する塗料によって耐久性や仕上がりが異なります。予算をはじめ、色や艶の好み、どのような機能を優先するかを比較・検討し、慎重に選ぶことが大切です。

近年では、リサイクルが可能な素材を使用した塗料など、環境に配慮したものもあります。SDGsへの関心が高まっている現代において、環境に貢献した塗料を選ぶこともおすすめです。

ただし、外壁用塗料には多くの種類があり、どれを選べばよいのかと迷うことも多いかもしれません。その場合は、外壁塗装の専門業者に相談することも視野に入れてみてください。