タイプ別　陸屋根タイプのお家のメンテナンス

 

タイプ別にみる、トラブル回避の為のメンテナンスの目安を説明していきます。

 

今回は陸屋根タイプのご紹介です。

 

昔からトレンド上位にあるキューブタイプの住宅は陸屋根が多いです。

お見積りに伺った際、見えないから塗装しなくで大丈夫です～！と言われることも多い陸屋根ですがしっかりメンテナンスしないと大変なことになります。

まず陸屋根とは傾斜の無い平面状の屋根のことです。フラットルーフや、屋上と呼ばれることもあります。

 

 

陸屋根は住宅では一般的である傾斜屋根とは同じ屋根でも全然違うので

今回は陸屋根のメリット・デメリットをご紹介させていただきます！

 

 

例えばノースワードやパルフェなど、かなり流行ったのキューブタイプのお家は、デザイン性が高くシャープですっきりとした意匠性の高さが魅力の１つです。また屋上としても使えるので狭い敷地でもお庭として等、視線を気にすることなくスペースを有効活用できる点もメリットです。

そして傾斜屋根と違って平らな屋根なので、足場が無くても陸屋根に上がることはできる為メンテナンスやお掃除なども簡単にできます！

 

やはりデザイン性が1番の魅力かと思います。

 

 

しかし陸屋根にはデメリットもあります。

 

現在住宅の外壁は通気構法がほとんどですが、陸屋根と外壁の境界は、基本的にはパラペットになっています。パラペットは、笠木が覆っていて、雨漏りを防ぐ役割があります。

しかし、雨漏りを防ぐことで、外壁との間をふさいでしまい通気ができなくなってしまい

ます。通気ができなくなると壁内での結露リスクが高まりカビや木材の腐朽が発生することもあります。

 

 

また、水平な屋根はやゴミが溜まりやすい為、陸屋根は屋根の表面に防水層を施し、雨漏りをふせいでいます。そのため防水層に穴が開いてしまうとすぐに雨漏りしてしまいます。

屋根は太陽光を全開に浴びるため、陸屋根の防水層は紫外線劣化しやすい環境です。

 

 

ハウスメーカーさんにもよりますが、基本的には10年経った場合は点検をしておかないと、雨漏りしてからだと余計なコストもかかってしまう為、定期的に点検・メンテナンスをしていきましょう。